「海外に移住したい」「海外に長期滞在してみたい」という思いを抱いている日本人の方は多いのではないでしょうか。近年は、日本での生活や職場の環境に合わない人などが海外に移住するケースは少なくありません。
しかし、海外移住を計画する際に気になるのが「仕事事情」。海外での働き先が決まった上で移住する方は良いのですが、日本での仕事を辞めて移住する方や移住後に仕事を探そうと考えている方は不安でいっぱいかと思います。
そこで今回は、日本人が海外移住先でできる仕事を4つご紹介していきます。
日本語教師とは、日本語を教える先生になるということです。みなさんも保育園や小中学校のときを思い出してみてください。英語を教えてくれる外国の先生がいましたよね?貴方がそのような外国語を教える先生として働くということです。
日本語は世界共通語である「英語」ほど需要はありませんが、日本は海外からも注目されている国であり、日本語を学びたいと思っている海外の生徒は数えきれないほど存在しています。
「日本語教師」と聞くと「教員免許」が必要になるんじゃないの?と思われる方もいるかと思いますが、講師として教えるかたちになるケースが多いため、特に免許などは必要ありません。
ただし、民間資格である「日本語教育能力検定試験」に合格もしくは、「日本語教師養成講座420時間コースを受講し修了する」ことで、より多くの求人を見つけることが可能となります。
いつも使っている日本語を分かりやすく海外の人たちへ教えるだけのため、海外移住者にはピッタリの仕事ではないでしょうか。
海外で働きたいけど移住国の語学を習得できていないという方は多いですよね。語学を習得していなくても働ける仕事として「農業」があります。「海外でも農業なんてできるの?」と疑問を抱かれた方もいるかと思いますが、『できます』。
日本の「米」や「麦」などのように、海外にも主要な作物の耕作は常に行われている国が多いです。ある程度の勉強や経験は必要となりますが、海外でも日本と同じように農業者として生活していくことは可能です。
人とコミュニケーションを取るのが苦手な方や、語学の勉強をしたくない方などは農業の仕事をしてみてはいかがでしょうか。
日本語と移住国の言語を武器にした職業として人気のある職業が「通訳と翻訳」です。もちろん、日本語だけでは通訳をすることは不可能ですが、例えば英語が得意な方や移住国の言語をマスターしている方は通訳として働くことができます。
特に、日本の企業は英語を含む外国語を話せない企業が多く、海外向けの販売やサイト運営をしたいときなどに重宝されます。
また、日本市場向けにサイトの翻訳を募集している企業も多くあります。例えば、個人での商品サイト、アフィリエイトサイト、日本のオンカジなどの案件は近年多く見かけます。
より幅広く通訳や翻訳家として働きたい方は、日本語や英語だけでなく、多国語をマスターすることが大切です。
海外移住先での仕事として最もおすすめしたい仕事が「フリーランス」として働くということです。フリーランスとは、特定の企業や団体、組織に専従せず、一つ一つの仕事に応じて自由に契約して働く勤務スタイルのことです。
主に、ライターやデザイナー、カメラマン、プログラマー、編集者などが代表的な職種となっています。海外でもフリーランスとして働く人は多く、自分の得意分野で稼いでいくことができる点が最大の魅力となっています。
もちろん、仕事を請け負うためには企業やお客様などから依頼を受けなければお金を稼ぐことはできません。しかし、近年はインターネット上にWebライターの仕事やYouTube編集の仕事、デザイナーの仕事など、様々な案件が飛び交っているためすぐに契約することができます。
海外移住先においても、ネット環境とノートパソコン一つあればいつでもどこででも仕事ができるため、仕事探しに迷っている方はぜひ「フリーランス」として働いてみてはいかがでしょうか。
日本語で使えるランサーズやcoconala、英語ならFreelancerやUpworkといったプラットフォームを利用するのがおすすめです。
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